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■現在、ランナーは何人いるのですか?
常時参加してくれるのは100名ぐらいです。最初1ヵ月ぐらいは10名ぐらいでした。1年たって、50名ぐらいにあがってきて。参加者が増えたきっかけは、サイトのリニューアルや口コミかな。でもYahoo!のサングラスマークがついたのが一番大きいでしょうか。
- ネット上でランナーが一緒に走るという試みは見事に成功していますね?
匿名の無責任な世界と違って、マラソンというリアルな世界を持っているんで、ウソを書いても実際走れば分かるんですよ。マラソンというのは、走った距離に比例する。例えば会社なんかでは、いくら頑張っても上司に評価されなければ、昇給しないし昇格もままならない。腐っちゃいますよね。でもマラソンっていうのは、一番走って練習した人が、一番いい記録をだして、一番偉い!一番わかりやすい!だからウソが書けない。そういうリアルとバーチャルがうまくかみあっていると思います。その証拠に、常連さんはずっと住みついちゃってますから。
- これだけ参加者が定着するのは、まる高さんの人柄によるところも大きいと思いますが、いかがでしょう?
いや、集まってくる人達が個性が強くって、磁石みたいに引きつけあっているんじゃないでしょうかね。みんなけっこう負けず嫌いでしょ、品がないでしょ、おやじでしょ、飲んべえ、(笑)。まともな人も、染まっちゃうみたいです。この人こんなに変わっちゃっていいのかな、って(笑)。マラソンの方も、例えば1週間に20kmしか走っていなかった人が月200km300kmと走るようになって、ウルトラマラソンにも出場したり。ネット上で知り合った人に一緒に走って教えてもらって、そういったステップアップする姿を見てると、こっちが「この人どこまで壊れていくんだろう……」って思うよね(笑)。
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■仲間意識は、はじめから高かったのですか?
高いですよー。この前の勝田マラソンでも、走り終わったら「うわー!バンザーイ!」なんて盛り上がって(笑)。10人しかいない時から結束は強かったです。みんな意志が強くて、数回エントリーしたあと二度と来ない人っていない。すごくみんな考え方がポジティブなんだよね、マラソンをする人って。「この指とまれ」みたいな感じで「この足とまれ」っていうのがあって、これやりたいぞーって言うと、私も参加していい?って参加してきますよ。
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■初めてまる高ランナーの方々と会ったときのことを教えてください。
サイトを立ち上げてから1年ぐらいして、筑波マラソンで会いました。文通仲間と初対面する時のような、あるいは初めてのデートのようなわくわくした感じでした。でも、お互いハンドルネームしか知らなくて、本名も、どこそこの会社の部長さんとかいうことも全然知らない。それでも、前から知ってるような感じでしたよ。
一番インパクトがあったのが、隠居じさまという、非常にいい味を出しているおやじがいるんですが、「チームまる高」ののぼり旗を作ってきてくれたんですよ。そのおやじが「ドーン」と旗を立てた時、そこに15、6名が「ドーン」と集まってきて。一同、感動ですよ。1年間のネット上でたまりにたまってきた人達がその瞬間初めて出会って、まるでドラマでしたよ。そんで走り終わったら、近くの酒屋さんでビールとかお酒とか買ってきて飲んで。会場が筑波大学の構内です、そこで最後のランナーが戻ってくるまで飲んで。これじゃ名残惜しいから、次行くか!と。健康ランド行ってお風呂入って、またさらに飲んで。それからは、ずっといろんな大会にでるたびに集まっては、走って、飲んで、だね(笑)。
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■ランキングが励みになっているランナーも多そうですね?
毎日の記録を入れて競うと、走るためのモチベーションになるんですよ。やっていくうちに自分の目標タイムができてきて、その周辺を見ているとライバルがでてくるんです。身近な人達、インターネットが身近かどうかは別にして、知ってる人達が頑張っている姿をみてると「ああ、仕事落ち着いたらまた走るぞ!」ってなるし。
今は100人ぐらい出ているんで、ランキングページが5枚ぐらい出てくるんだけど、1ページ目に載るのがひとつのステータスになってきてて。1位2位になっている人は異常ですよ。月1000km走る。月1000km走るってことは、一日30kmですよ!レースは別にして、ジョギングベースだったら大体1日4、5時間走ってるってことです。仕事してないんじゃないのって思うよね(笑)。
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■ホームページグランプリに応募したきっかけは?
実は、茨城県でのコンテストでも優秀賞をもらったことがあるんですよ。今度はそろそろ全国制覇したい!という気持ちがあって、始めから狙って応募しました。もう3年か4年、まる高マラソンというのやってきたんで、もう自分でもこれ以上、仕掛け的にはやり残したことがなくなってきてるし、コンテンツも人間も含めて熟成してきたから、いいとこいくんじゃないかなあ〜と、始めから自信を持って応募しました。これでもし何も賞がとれなかったら、もうこれは自分のレベルがここまでなんだなと納得できるはずだと。
- グランプリの知らせがきたときは、どう思いましたか?
(その時の様子を)再現しますとね(笑)、いつも晩酌するわけ。いつも帰ってきてからビールのむわけ。あ、メールチェックしようかな、って。「ん?……100万円さしあげます」 えっ!?ってもう一回(モニターを)見て、もう、これ。(立ち上がってガッツポーズ!)これもん!このポーズッ!!力入りましたよ〜(笑)。やっぱりね、金メダルと銀メダルは違う、全然違う。自分でとってみてわかったけど、田村亮子の言葉に納得した。やっぱり、上じゃないと味わえないね。プロの編集長の方々に自分の思っていたところを見ていただけたので、非常に納得した受賞でしたし、やっぱ嬉しいですね。
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■賞金で記念グッズを作ろうと思ったのはなぜですか?
まず、まる高マラソン大会に来ているメンバーになんか還元しようと思ったの。やっぱりコンテンツは人なんで、感謝の気持ちを伝えたくて。最初、Tシャツのデザインを自分で考えたんだけど、実は1999年に隠居じさまが作ったのぼり旗が、あちこち使っているうちにだんだんくたびれてきちゃって「あれを新調しよう」「ああそれはもっともだよね」って。ああいったものは費用かかるし、なおかつ全国に散らばっているネット仲間でお金を出すっていうのはなかなかできないですよね。たまたまグランプリでまとまったお金ができたから、これは使い道としてやっぱりいいね、って。4月の霞ヶ浦マラソン大会で、新しいのぼり旗をデビューさせたいです。来年のグランプリ会場に呼ばれたら持っていきます。「賞金でこれを作りました」って(笑)。
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■グランプリ受賞前後で変わったことはありますか?
家族の見る目。今まで部屋で何やってるの、と思っていた娘が「おやじ、やるじゃん!」って(笑)。
あと、隠居じさまの目。狙ってるな、あの人(笑)。
ホームページの運営方針は変えてないです。一時は、ちょっと責任持って模範にならないといけないのかなって思いました。思いましたけど、地で持っている下品なものっていうのは、なかなか薄くすることはできません(笑)。だから今までどおりに。
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■「まる高マラソン大会」で、今後どんなことをしていきたいですか?
100という数字(常時参加数)は管理するのに非常にやりやすい数値なんで、100から200の参加者数で運営できたらいいなと思ってますね。1000人とかなったら管理しきれなくなると思うので。ある程度やれることはやったし、できたんで、今度はコミュニケーションの部分、リアルな世界をちゃんとしていこうかと。それから、マンネリ化を避けるために、企画ものや討論会を適宜開催しようと思っています。また、蓄積してきたランナーの走行記録や貴重な意見・情報を二次加工もしくは再利用できるような検索システムを計画しています。
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