 |
 |
 |
 |
 |
■乗馬を始めたきっかけは?
とにかく馬好き。「馬がかわいい」ではなくて、「馬に乗りたい」という気持ちが強かったです。物心ついたときからそうで、今でも変わらないから本能なのかもしれません(笑)。西部劇で馬がダーッと走っている場面があると、「あー、私も乗りたい」とウズウズしてました。馬を見れば親に「乗りたい乗りたーい!」と言い続けていましたよ。
もともと動物好きなので観光牧場──日高のケンタッキーファームとか、ハイジ牧場など──にはよく連れて行ってもらいましたが、私の目当ては引き馬。でも本当は不満で仕方がないんです。「綱をはなして欲しいなぁ。一人で乗りたいよ」と心の中で言い続けてました。あと、できるだけ大きい馬に乗りたくって、たとえ引き馬でもポニーじゃ不満でした(笑)子供でサラブレットに乗っている子がいたら本気で嫉妬したりして……。
親としては、乗馬を習わせるなんて全然一般的じゃないし、お金もかかるしということで、最初からだめだめ、却下って相手にしてもらえませんでした。だけどあんまりしつこいんで、とうとう小学校4年生のときに、夏休み子供乗馬教室に申し込んでくれたんです。その時の嬉しさとワクワクしながら通った気持ちは今でも忘れません。
私の家は共働きだったので、最初の1、2回は母がついてきてくれましたが、その後はバスに乗って自分一人で通いました。一度レッスンを受けてしまうと、ますます乗りたいというのが強くなって、それで父が「どうもこの熱心さは本当らしい」と思ったんですね。夏休みに限らず乗馬教室に時々連れていってくれるようになったんです。
小学校6年生まではそういう感じで、いくつかの乗馬クラブの乗馬教室に通いました。そのうち「競技会出るかい?」と言っていただき、ホイホイと出ていました。クラブの中で開催される運動会みたいな競技会なんですが、普通は会員にならないと出られないので、本当に良くしていただいたと思います。本格的に乗馬クラブに入って乗馬をし始めたのは中学生になってからです。
- 騎手になろうと思ったことは?
競馬も──馬に乗るとか、コントロールするという意味では──すごく興味はあったんですけれども、競馬の騎手というのは目がよくなくちゃなれないんです。私はすごく目が悪いし、体力もないほうなので早い段階で諦めてました。厩務員とかも考えたこと「だけ」はあります(笑)。
|
 |
 |
 |
■乗馬をはじめてから、インストラクターまでの道のりは?
スポーツ少年団というものに中学1年から入って、4年間くらい乗馬をやっていました。でも乗るのは大好きだけど、インストラクターになりたいと思ったことはありません。インストラクターになったのは本当に偶然のめぐり合わせだと思います。
社会人になってから、映画「南極物語」を見て以来憧れていたドッグトレーナーになりたい気持ちが強くなって、某県にある訓練士養成学校に入学しました。犬の訓練士を目指したわけですが、生来の喧嘩っ早さが仇となって、訓練士の資格を取る前に学校をやめるハメになっちゃっいました(笑)。
それで北海道に帰ってきて、何か仕事をしなきゃならないなぁとアルバイト情報を見ていたら、育成牧場で乗り手を募集しているというのを見つけたんです。心機一転じゃないんですけど、家も離れて日高に行ってみよう!みたいな感じで、電話をしました。「馬に乗れるの?」と聞かれて、「高校生まで馬に乗っていました」と言ったら「そう、だったら来ていいよ」って、あっさり決まりました。
競走馬の調教はエキサイティングで、大変ではあるけどやりがいも大きかったんですが、スタッフの一人とどうしても折り合いが悪くて、わずか2ヶ月でやめてしまいました。でも育成牧場で働いたことが、馬に関わる仕事につきたいと思うきっかけになったんですね、それで札幌に戻ってから乗馬クラブに就職することができたんだと思います。
乗馬クラブで働くメリットは、なんといってもたくさん馬に乗れること。人に教えるのは、スタッフの人数が限られていたので当然やらなきゃならなかったんですが、インストラクターに資格があるということも知りませんでした。私の働いていた乗馬クラブのスタッフは、すごく技術はあるんですが、別に肩書きなんぞ要らんという感じで誰もインストラクターの資格を持っていなかったんです。
それが、私が就職した次の年に農林省のほうから、インストラクターのいない乗馬クラブは営業してはまかりならんというお達しが来たんです。誰も資格を持っていないから、社長以下皆で試験を受けなきゃならない。「お前も行くぞ」と私にも試験を受けさせてくれたんです。おかげでペーペーの私も、晴れてインストラクターになることができました。
実際に教えていて感じたことなんですが、「インストラクターというのは、『教えた経験』が大事だな」と。もちろん騎乗技術を磨くことは絶対なんですが、教えるというのは自分が乗れるようになることとは違うんですね。私はほとんど初心者のレッスンをしていましたが、クラブの方針がマンツーマンのレッスンを基本にしていたので、多い日は1日9人ものお客さんに、一人一人つきっきりで教えました。大変でしたが、そのおかげで「教える技術を磨かせてもらった」と思います。でも最初の頃は結構トンチンカンなことも言ったと思うんですよね、生徒さんごめんなさい(笑)。
|
 |
 |
 |
■今もインストラクターを続けていらっしゃるのですか?
今はですね、実は犬の訓練士やっているんですよ(笑)!たまたま犬関係の友人がいて、彼女はアマチュアなんですが非常に訓練に熱心な人で、自分の2頭の犬を先生について訓練しているんです。それでたまたま私が過去に訓練士を目指していたという話になった時に、「じゃあ試しに興味のある人にレッスンしてみたら?私が声をかけてみるから」と言ってくれて。つまり背中を押してもらったんですね。
それで教えてみたら、結構できることが判明(笑)。これはインストラクターの経験が大きいと思います、犬に教えるより人に教えるほうが難しいし、人と話すことが出来ないといくら訓練が上手くてもだめですから。リード(引き紐)と犬の扱いは昔取った杵柄、忘れないものですね。もっぱら出張専門でやっていますが、問題行動を起こす犬の訓練の依頼が多いです。
|
 |
 |
 |
■印象に残っている馬は?
私を落馬させてた馬(笑)。その馬は本当に人をすごくよく落とす馬で、落としの達人なんですよ。その分、知能は本当に高かったです。世話している分には賢いし、おとなしいし、子供がその馬の寝ている馬房で一緒に寝ても大丈夫なのに、乗るとだめなんです。ある日柵の上に落ちてしまって、右大たい骨を骨折。救急車で運ばれて、手術をして2ヶ月入院しました。乗馬クラブで働いていて、落馬させられた馬はその馬だけですから、一生忘れないですよ(笑)。
HPで紹介している「思い出の馬」は、私の上達のためのキーになった馬です。何年も乗っていて、ようやく出遭ったのですが、その馬に乗らなかったら今私はどうだったろうと思います。具体的に言うとその馬に乗ったことで、今まで知らなかった、気がつかなかった体の感覚を理解したんです。社長にも、「おまえ急にうまくなったな」と言われました。そういう点で、ほんとにキーになった馬ですね。
ただ、基本的に私は感情的にはあまり1頭の馬に入れ込むことはないんです。どんなに好きな馬でも処分されるときは処分されますし、病気で死ぬこともあります。育成牧場にいたときも腸ねん転で一頭死んでますが、そういうことで深く落ち込んでしまう人は続かないかも……。でもだからといって無神経な人ではだめなんです、ちょっとした体の変化に気づいてあげないといけないし、痛みもわかってあげなきゃならない、そういう点では動物に関わる仕事は難しいかもしれませんね。
|
 |
 |
| |
■お気に入りのサイトを教えてください。
ホースマンライフ
この方とは実際にお会いして、親しくさせていただいてます。大変経験豊富な方で、騎乗技術が高く、国体出場経験もあり、騎乗技術や馬に関する知識などで、いつも勉強させていただいてます。
JURIの馬房
雑誌「乗馬ライフ」に掲載されたこともある、馬のイラストを描く方のHPです。私は彼女の描く馬(と漫画)が大好きで、じゃじゃ馬LIFEのアクセス記念に、彼女のイラストでデザインしたマウスパッドを作りました。HPのメインは「乗馬漫画」で、いつも大笑いして読んでいます。
Direct Hit!!
「お気楽乗馬体験」がとっても面白いです。乗馬を始めたい人の参考になるのではないでしょうか。管理人のBOMBさんとは実際にお会いしたこともあるんですが、HPと同様に、とても楽しい方でした。
|
|
 |
 |
| |
小さい頃からの馬(乗馬)に対する熱い思いが感じられるインタビューでした。インストラクターという専門的な立場上、コラムを書くのにかなり時間を割かれるとのことでしたが、その分読み応えがあるんだなと改めて感じました。
今は犬の訓練士をなさっているとのことですが、まほちさんのホームページを通じて、少しでも多くの人に乗馬のことを知っていただければと思います。
まほちさんありがとうございました。
■人気ホームページになるために……まとめ
- 自分の部屋の模様替えと同じように、ホームページ作りを楽しもう
- テキスト中心のコンテンツでは、デザインをシンプルにして、見やすさを重視しよう
- 有料コンテンツを上手く活用して、楽しく、快適なホームページ運営をしよう
|
|
|