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人気ホームページへの道 人気ホームページ作者のインタビュー
 第31回    DCAP デジカメで天体写真  何か美しいものをみんなにも見てもらいたい
よいちさん
よいちさん
簡単にきれいな天体写真を撮影、掲載されているサイト デジカメで天体写真を運営。
デジカメで天体写真
NEWS
アット・ニフティ会員誌
「walk@nifty4月号」でも今回のインタビューを始め、まりんさんのサイトについてご案内しています。
walk@nifty
4月号です↑

「vippies in walk」 は20ページから23ページまで掲載されています。

Walk@niftyでは、簡単にホームページを作成することができる、「ゼロから始める!ホームページ工房」も載っています。ぜひご覧ください!
INTERVIEW カリスマ
カリスマ君
■ホームページを開設したきっかけを教えてください。

今日持ってきた本(注:「空の名前」「宙の名前」)に出会ったのがきっかけで、こういうのをホームページで作ってみたいと思ったんですよ。

本の中に、夕日に向かって飛行機雲が伸びている写真があるんですけど、こんな風景が見られたらいいなぁとずっと思っていたら、何年かして偶然出会ったんですよ。家にいて、そろそろ布団でもしまおうかなーと思った時に、同じ光景がベランダから見えたんです。あわててカメラを準備して撮った写真が同じタイトルでアップしてあるんですが、『夕日を射る』っていうんですけど、後にも先にもこれ1回じゃないかなーと思いますね。

デジカメで手軽に写真が撮れるようになって、自然の風景を集めた写真集を作りたいなって思ってたんですよ。そうしたらホームページっていうものが登場してきて、これだって思ったんです。

今でもこの写真集を手本にして頑張ろうっていつも思っています。


■パソコン歴はどのくらいですか?

自分が小学校の高学年ぐらいからはじめて、約20年になります。当時は、町の電気屋さんの店先にパソコンが置いてあって、自由にプログラムを打ち込めたんです。じゃあ今日は画面に丸を描いてみようとか、1から1000までの合計を計算してみようとか、そんなことをして遊んでいました。

私が小6のときだったと思いますが初代ファミコンが発売されて、それと同時にパソコンも売れ出したんです。友だちの中にはお父さんがパソコンを買った子がいたりして、みんなで集まってブロック崩しをしたりして遊んでました。雑誌のプログラムを打ち込んだり、カセットテープからソフトをロードしたり、当時はみんなそうだったんです。小学生のためのベーシックっていう本もありましたからね。



■サイト作りで心がけていることを教えてください。

色をあんまり使わないようにしています。せいぜい4〜5色。ページを作るときにバックを白にするか黒にするかって迷いますよね。黒にすると品がないとか、人によっては黒を毛嫌いする人もいますけど、私は月とか星の写真のページにしようと思ったので、バックは黒がより自然かと思いました。ただ黒にしたぶん、暗さとかいやらしさとかが出ないように、なるべくシックになるよう気をつけています。ピンクや赤というのは黒がバックだとケバケバして見づらいですしね。

それから行間のマージンとか結構こだわってます。各方面でデザイン的にすぐれたサイトを紹介している本を見ながら、似た感じに表示されるよういろいろと試してみています。ファッション誌やおもに女性誌は配色とかデザインの参考になりますね。

あとは企業のサイトだとその企業のカラーっていうのがありますよね。赤といえばこの会社、青といったらこの商品、みたいな。そういうシンプルな色遣いはとても参考になると思います。自分のサイトはどういうカラーが似合うのか、テーマを決めるとデザインの方向性が決まってくると思います。

- たくさんの画像を掲載されていらっしゃいますが、画像掲載にあたって、気をつけていらっしゃることってありますか?

ホームページの写真を大きく印刷してもらいたいっていう人以外は、かなり画像のファイルサイズを軽くして大丈夫だと思うんですよね。中には、デジカメで撮った大きな画像を、ソフト的に小さくしておいて、クリックするともとの大きさで再表示されるようにしている人がいますよね。ブロードバンドになってたいして表示に時間がかからなくなりましたけど、やっぱりその大きさに見合った画像サイズにするべきなんじゃないかな、と思いますね。

私の場合Photoshopを使って、画像を保存するときに「このぐらいでも我慢できるだろう」というところまで画質を下げています。でも星が点に写っている写真だと、下げすぎちゃうとぐちゃぐちゃしてしまうんで、何度も試して妥協点を探っていますね。

それから、電気屋さんの店頭などインターネットが使える場所で、画面サイズや表示機器など自分のマシンとは違う環境で自分のサイトを表示させてみて、「あ、こんなふうに見えてるんだ」ということを確認しています。



■小さい頃からベーシックに親しまれてきたとういことですが、すべて独学ですか?またサイト作りの道具、使用ソフトなどを教えてください。

ベーシックは父に紙と鉛筆で教わりました。今でもその時のノートは記念にとっておいてあります。その後はだいたい雑誌や書籍を見ながら独学ですね。素敵だなと思ったサイトのソースを表示させて見ることもあります。

サイト作りもテキストエディタを使ってすべてタグを打ち込んでいます。すごいと思われるかも知れませんが、最初は「Hello」と表示するだけのページからスタートしました。そこから字を大きくしたり、色を変えてみたり、だんだんと複雑にしてきて今の形になったんです。

時間があればいろんなソフトを試してみたいのですが、じっくり取り組む時間がなかなかとれなくて、ずっとテキストエディタ(TeraPad)と画像処理ソフト(Photoshop LE)、アップローダにFFFTPと、この3本だけでやっています。



■ホームページを作成する時間は?更新頻度はどのくらいですか?

月食や流星群などの天体ショーが起こるのは不定期なので、そういう天文現象を撮影できたときに更新します。その間を埋めるように、日ごろ見かけた自然現象の写真を掲載しています。逆に更新しだすと、毎日のようにする時もありますよ。たとえば月なんかは毎日形が変わりますから、晴れた日が続くと連日その形の変化を追ったときもあります。そういう意味で、ほんとに不定期ですね。

更新にかかる時間は、1枚の写真にコメントを入れるだけだったりすると、写真をパソコンに取り込んで少しレタッチしてサイズを小さくするだけなんで、15分か20分くらいでアップできてしまいますね。更新している時間よりも、写真を撮ってる時間のほうが何倍もかかってると思います。だいたい1枚の写真を撮るのに 最低でも10枚は撮影してその中で一番写りのいいのを選んでますから。


■ホームページをやっていて一番嬉しかったことを教えてください。

まずは、自分が思い描いていた自然の現象を取り集めた写真集が自分なりにできあがってきたことです。自分は飽きっぽい性格なのでどこまでできるかなと思いましたけど、自分のペースで細々と長く続けられるのもホームページのいいところかも知れません。

あとは自分のホームページを見て、「星を見てみようという気になった」とか「仕事に追われていて、こんなにじっくり夜空を見上げたのは久しぶりでした」とか、ふだん星を見ていなかった人たちが星を見上げて「こんなにきれいなんだ」って気づいてくれたときが嬉しいですね。自分の中には、星に限らず何か美しいものをみんなにも見てもらいたい、こんなのがあるんだよって紹介したい願望があるんじゃないかって思ってます。

それから、星とは全然関係ない話で盛り上がるのも楽しいと思います。住んでいるところも年齢もバラバラだし、こういう交流ってホームページを作ってないとありえないじゃないですか。そう考えるとすごいなって思います。


 
■大変だったことはありますか?

最近なんですけど、情報を自由を登録できるページに、いかがわしいサイトやホームページの趣旨とはかけ離れた内容のサイトがものすごい勢いで登録されだしたことがあって、毎晩データを削除したり、もとから追加登録できないようにプログラムを変えたりして、ちょっと大変でした。それまでこういったことがなかったので、情報提供だけでなくリンクを登録してもらうのも「ご自由にどうぞ」というのは結構危険だと思いましたね。

あとは技術的なことで、flashで作ったようなページをflashを使わないでどこまでできるか挑戦するのが、楽しいんですけど難しいですね。flashを使わないのは時間とお金がないからで、もしこの2つがあったらすぐにでも使ってみたいんですけど、そこをあえてスタイルシートとJavaScriptでがんばってます。このへんは小さい頃からのプログラマ魂なんでしょうか、でも雑誌や解説書を買ってたりするんで、結構お金も時間もかかってしまっているかも知れません……。

 
 
■これからHPを作る人へのアドバイスをお願いします。

ホームページを作りたい、という人は何かしら自分のことを世界に向けて発信したいわけで、多かれ少なかれ自己顕示欲があるんだと思います。けれども一般的なネチケットとして、自分に関する情報の提供には女性でなくともある一線を引いておいた方がいいと思います。

特に掲示板を運営する場合、書き込みがあると嬉しくておもわず自分のことを多く語ってしまいがちですけど、馴れ馴れしくしすぎないよう時々自分に言い聞かせています。プライベートな写真なども必要最低限にしておくのが無難だと思います。

ホームページ作りの技術的なことに関しては、最初からデザインまで手が回らなくてもいいと思うんです。パソコンを使った多くのことに言えることですが、発信したいというコンテンツがないといくらデザインが凝っていても意味がないですよね。

個人が趣味で作るホームページは、完成の締め切りもないし、誰からも制約を受けずに自由に作っていけるわけですから、ゆっくり時間をかけてコンテンツもデザインも作り上げていけばいいと思います。それから、もし素敵なサイトを見かけたらどんどん真似をしてしまいましょう。さっきも言いましたが、ソースを表示させてみるのも勉強になります。それを解析しなくとも、コピーして使えるのもHTMLのいいところではないでしょうか。私のサイトでも、もし気に入った箇所があったらどんどんコピーして使ってもらって構わないと思ってます。

写真についても、これは各サイトで著作権の扱い方が異なりますが、私のサイトに関してはリンク元として紹介していただければ自由に使ってもらえればと思います。ときどき、自作の小説のバックに月の写真を使わせてもらいたいのですが、というような問い合わせが来ることがありますが、とりあえずこれまでは断ったことはないですね。

 
FOLLOW UP QUESTION

■デジカメ初心者でも簡単に天体を撮影できる何かアドバイスをいただけますか。

「デジカメは何がいいですか?」って聞かれることが時々ありますが、正直言うと答えるのが難しいんですよね。各メーカーからいろんな機種が続々出てきているので、私も皆さんがカタログで把握できる以上の情報はもっていないんです。でもほとんどの機種で夜景撮影ができますから、もうどれでもできますよって言ってもいいかな、って思うくらいです。

ただ、本格的に天体写真を撮ろうとすると、三脚とかレリーズとかそれなりにちょっとした準備が必要です。私の場合は「手軽に撮れるデジカメ天体写真」というのがポリシーなので、三脚も使わずにカメラを押しつけるだけで撮影していますなんていうと、天体写真の専門家の方から見るとずいぶん乱暴な方法だなと思われるはずです。でも、それでも十分満足できるくらい、デジカメで天体写真を撮るのは簡単なんですよ、ということを紹介したいですね。

天体写真はもうぜんぜん敷居が高くないんだよ、って。もし公開天文台などに行かれる機会があったらぜひデジカメも携帯して、後に並んでいる人がしびれを切らさない程度にぜひ撮影に挑戦してみてほしいですね。


■好きな星、好きな天体観測スポットなど、天体にまつわるよいちさんの「好き」を教えてください。

天体写真はもうぜんぜん敷居が高くないんだよ、って。もし公開天文台などに行かれる機会があったらぜひデジカメも携帯して、後に並んでいる人がしびれを切らさない程度にぜひ撮影に挑戦してみてほしいですね。

好きな星とか特に考えたことはないんですが、星座ならやっぱりオリオン座ですかね。偶然とはいえ、あの星の並び方は本当に芸術的としか言いようがありません。それからやっぱり月ですね。夜空ではもちろん、朝や昼間でも、空が晴れていると無意識に月を探してしまいます。3,4日曇りが続いたときなんかは、月の位置も形もずいぶん変わっていて、「あーこんなに変わっちゃった」とか思って見上げています。 天体写真はもうぜんぜん敷居が高くないんだよ、って。もし公開天文台などに行かれる機会があったらぜひデジカメも携帯して、後に並んでいる人がしびれを切らさない程度にぜひ撮影に挑戦してみてほしいですね。

観測スポットについては、秩父は確かに埼玉県の中では星がよく見える地域ですが、市街地はやっぱり都市の光があふれているので、もう一歩奥に入ったところにある小鹿野町や両神村、荒川村まで足を伸ばすともう星座が分からなくなるくらい星がたくさん見えてきます。今回たまたま異動でこの地域に来ましたが、ほんとに良かったと思ってます。 天体写真はもうぜんぜん敷居が高くないんだよ、って。もし公開天文台などに行かれる機会があったらぜひデジカメも携帯して、後に並んでいる人がしびれを切らさない程度にぜひ撮影に挑戦してみてほしいですね。

 
PROFILE

■稲妻の写真が非常に印象に残っていますが、撮影の時のことを教えてください。

あの稲妻は吹きつける雨に全身びしょぬれになって、寒さととどろく雷鳴に震え上がりながら、100枚以上撮りまくった思い出の写真です。稲妻は流れ星と同じようにいつ光るか分からないので、カメラのシャッターを開きっぱなしにしておいて、その間に光ってくれることを期待して待ちます。あれは確か8秒くらいだったと思うんですが、シャッターを開いている間には光らないで、画像をメモリーに書き込んでいる間に光ったりして、「なんなんだよ!」とか言いながら撮ってました。あれはほんとに大変だった。

- すごい大変といえば、流れ星の撮影も同じだと思いますが。

そうですね。大きな流星群だとどこを中心に四方八方へ飛ぶのか見当がつくのですが、それでもいつどこに流れるかは分かりません。でも星に詳しいとそれも知っているんだろうと勘違いされたことがあって、そうじゃないということを説明するのが大変でした。

撮影の仕方はさっきの稲妻と同じですが、稲妻ほど明るくないことと、さっと流れるので目に見えたようには明るく写らなくて、正直言ってがっかりすることの方が多いです。撮影は困難だけど、たまたま自分がカメラを向けていた方角に大きな流星が流れてくれたときほど嬉しいときはありませんね。だからやめられなくなるのかも知れません。1枚の写真の裏側にはそんなドラマがあるんです。


■Yahoo!キッズから来ている訪問者が多いとのことですが、今後子供の方にもっと見てもらいたうために、こうしていきたいっていうのはありますか?

子供の、特に小学校からのアクセスが多いので、子供向けにやさしい用語を使ったり、漢字じゃなくてひらがなで書いたページを作ろうかなと思ったこともあるんです。でもやめました。私自身がそうだったんですが、子供って大人向けに書かれた本に憧れるんですよね。それを読んで理解できたときにはすごく感動して自分が偉くなったような気分になれた。なので、ちょっと難しいかも知れないけれどがんばって読みこなしてくれ!と思って、あえて子供向けページは作ってません。それに、同じような趣旨ですでに子供向けにとても丁寧な解説をしているサイトがあるので、その人に任せちゃおうと思って。

小学校の4年生の理科で星の授業があるんですけど、秋口なんですがその頃になるとアクセス数がぐぐーっと伸びます。時間帯からして、あぁみんな学校のコンピュータ室で見てくれてるんだなーって分かるんですけど、なぜか小学生からのメールは未だかつて1度もないんですよね、ほんとに。やっぱり難しいのかな、と勝手に思ってます。アクセス数が伸びても反響がないのはちょっと寂しいですね。でも小学生のお子さんをお持ちの保護者の方から「子供と見てます」というのは時々ありますけど。

- 他にこうしていきたいということは何かありますか。

星座の写真をもっともっと増やしていきたいですよね。デジカメでも手軽に星座の写真が撮れるんだよ、みんなもデジカメ片手に星空観察に出かけようよ、てそういうページにしていきたいです。自分がそうだったからかも知れませんけど、より多くの親子に一緒に夜空を見上げてもらえたらなーって思ってます。手をつないでいるだけで、言葉なんていらないんです。そのための案内役のサイトにになりたいな。デジカメでもこんなに写るんだ、じゃあちょっと試しに出かけてみるかって思ってもらえれば……。

 
■お気に入りのサイトを教えてください。

Yoshi's ETX Site
小型望遠鏡とデジカメ・ビデオカメラで惑星などの写真を撮っているよしさんのサイト。サイトの作り込みは個人で作ったとは思えないほど機能が豊富です。

CLUB ATENZA
マツダのアテンザという普通の車のファンサイト。こちらも個人で運営されていますがサイトの作り方が丁寧で、登録メンバーは1000人、アクセスは100万を超える盛況ぶりです。

とりの標本箱
写真とエッセイが中心の個人サイト。何気ない日常を切り取った美しい写真とユーモアあふれる文章で、パソコンの前で思わずニッコリしてしまいます。


 
MESSAGE FROM INTERVIEWER
 
「よいちさんのサイトにあるような写真が簡単に撮れる」と言われて、私も試したくなりました。

また、ホームページの向こう側の見てくれる人を想像しながら写真を撮るっていいですね。

これからもステキな天文写真をたくさん掲載されることを楽しみにしています。よいちさんありがとうございました。


■人気ホームページになるために……まとめ
  • まわりの人からアドバイスをもらったり、自分でも客観的にサイトを見てみましょう
  • デザイン系の雑誌だけでんく、女性雑誌やパンフレットなどからもデザインを学び、ページ作りに役立てましょう
  • プライベートの写真や情報の掲載には注意を払おう
  • 自分のお気に入りのサイトを見つけて、そのタグをコピーして真似をしてみよう。その後自分好みのデザインに変更していくとhtmlへの抵抗が少なくなります。


 
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